ようやくレーザーカッターを使い始めました。
レーザーカッターは、私が通っている「ものづくりコワーキングスペース コーボックス」の目玉設備です。これだけ本格的な装置を一般利用者に解放している施設は、大阪ではあまりないそうです。
これまでは3Dプリンターを主に使用してきましたが、実際に製品化を目指すとなると歩留まりの問題がでてきます。
要は3Dプリンターでは時間がかかりすぎるのです。
その点、レーザーカッターは加工速度が速く、プロダクト製造に十分耐え得るものです。
また加工は、カットのみでなく、刻印もできます。階調表現も可能です。
動作のイメージは、動画で見るとわかりやすいかも。
レーザーカッターを利用するためには、あらかじめ用意するものが2つあります。
1.カットする素材
カットする素材として、今回は本革と透明アクリル板を用意しました。
2.カットするデータ
カットするデータはSVG形式のベクターデータを作成する必要があります。
なにそれ?って人は、上のリンク先の記事を読んでください。
DRAW系ソフトウェアでデータを作成しますが、分かりやすくいえばお絵描きソフトです。そんな難しいものではありません。
Excelで図形描画ってあるでしょう。あれの発展版ですよ。
本革は、財布の型を切り抜きました。
複雑で細かい切り抜きも簡単にできます。
アクリル板は、iPhoneケースに貼り合わせるサイズを切り抜きました。
実はこっちの方が本命です。
カラープリンターで印刷した透明シールを挟み込んで・・・
接着剤で貼り合わせると、はいこの通り。
うう、接着剤の跡が汚い・・・
ベースのiPhoneケースとカットしたアクリル板の位置もあってないし・・・
透明シールもイマイチ・・・
いいんです。
試作品だから。
これから条件出しをして、もっと良くなるんです。
でも貼り合わせに関しては、何かブレークスルーが必要ですね。
接着剤を均等に塗る方法を編み出すか・・・
なにか治具をつくろうか?
あるいは別の接着方法・・・
UVレジンはどうだろう?
でもね。
ものづくりって楽しい。
問題解決に知恵をしぼっている時ほど、ワクワクする時間はありません。
Let's 製品開発!