もともと、ものづくりは好きでしたよ。ええ。
仕事で半導体関係の検査/加工装置の製品開発をやっていましたし。
ソフトウェア担当でしたが、機械の現地調整なんかもやっていました。
機械設計や素材の選定に口を出したりすることもありました。
開発中の機械の前で、工場の床にあぐらをかいてね。
そいつをぐっと睨みながら、どうやったら問題を解決できるか、頭をフル回転させて考えるのが好きでした。
まあ、今は、転職してSEをやっていますんで、昔とった杵柄ですね。
SEはものづくりとは異なる面白さがありますから現状に不満はないですよ。
あと、実家もものづくりLOVEな雰囲気がありました。
空調設備業を営んでおり、工具や材料をおもちゃにして育ちました。
家業はもう畳みましたが、実家の倉庫にはまだ少し工具も残っています。
でも・・・
職業としてでなく、個人で「ものづくり」の世界にまた戻ってくるとは・・・
想像だにしませんでした。
では、なんで個人でものづくりを始めたかというと・・・
それは、お小遣いが欲しかったからです。
身も蓋もありませんね。
せどり
ものづくりを始める少し前、お小遣いかせぎにせどりをやっていました。
リサイクルショップで仕入れ、メルカリもしくはヤフオクで販売していました。
トータルで5万円くらいは儲けたでしょうか。
結構売れますよ。というか売れ残ったものはありませんでしたね。
購買層は、ほとんど若い女性。
なので彼女たちが欲しがるものを出品する必要がありました。
一番利益率が高かったのは、デジタルカメラでした。
これは1万円で仕入れて、1万6千円で売れました。
それ以外だと女性用のバッグを扱うことが多かったかな。
比較的、仕入れしやすかったし、すぐに売れるので。
でも利益はあまりでなかったですね。
ワゴンセールで4千円で買って5千円で売るとかです。
ちょっとでも良い写真を撮ろうとして、 撮影用ステージを作ったりもしました。
電球色は、柔らかい色合いになっていいですね。
直接光が当たらないように反射光にしています。
紙に反射させるととてもきれいに乱反射します。
画像処理の実験装置を作る際に、よく使ったテクです。
懐中電灯を置いてちょっとテストしてみましょうか。
ムラの無い乱反射だと凹凸に浮かぶ明暗が綺麗でしょ。
さて、せどりをやっていて一番苦労したのは、仕入れでした。
せどりを経験して感じたことは、今の時代、個人売買の販路がたくさんあって、いいものさえあれば簡単に売れるということでした。
問題は仕入れなのです。
良い商品で利幅がとれるものなど、そう簡単に転がってはいません。
リサイクルショップをたくさんまわっても無駄足が増えてきました。
トータルで5万円儲けたとはいえ、その割いた労力から考えると全然割にあっていません。
自分なりに考えた
ではどうしたら良い仕入れができるだろうか・・・
自分なりにずっと考えていました。
そして出した結論が、売れる商品を自分でつくればいいじゃないかということでした。
でもどうやって作る?
たまたま見たネットニュースに閃きます。
低価格3Dプリンターのダヴィンチのニュースでした。
5万円を切る値段で買えるのか!
どういう使い道があるかわからないけど、なんか面白いことができるかもしれない。
でも、実際に買う前に実物を見てみたいなあという考えも湧き上がってきます。
ネットで、3Dプリンタースクールを検索し、大阪心斎橋にある某スクールに目星をつけました。
自分のお休みと講座の開催日が重なったので、申し込みました。
やる気度MAXだったのですが、たまたま倉敷の義父から、その日にバーベキューのお誘いが入ったのです。
お付き合いは大事ですから・・・まことに断腸の想いながら・・・講座をキャンセルしました。
そして、そのスクールの講座だと他に自分の行きたい日に開催されているものがなかったので、やむなく諦めました。
で、結果的にこのブログでよく出てくるものづくりコワーキングスペースコーボックスに通うことになるわけです。
コーボックスに通う人ような人たちは、ものづくりが好きな人か、起業してビジネスをやっている人か。まあどちらかです。
刺激うけますよね。
個人のものづくりで何ができるんだろう。
3Dプリンターの他にレーザーカッターも活用すると面白いぞ。
ひょっとして個人でメーカーの真似事は可能なんじゃないか。
こうして一度はあきらめたものづくりの世界に戻ることに戻ることにしたわけです。
自分語りになっちゃいましたね。
こりゃ私的な日記です。
ブログって元々そんなんじゃなかったでしたっけ。