倉敷駅前近辺を散歩しました。
私が住んでいる倉敷は観光地として有名ですが、今回はあんまりガイドブックに乗らないようなところを紹介してみます。
倉敷駅の南側に繁華街があって、その先に観光の中心となる美観地区があります。
地図で見るとこんな感じ
ぶっかけうどん発祥のお店「ふるいち」
今回、かならず訪ねたかった場所がこちら。ふるいちで最古参の仲店。
駅近のセンター街のアーケード内にあるお店です。
ふるいちのぶっかけうどんは倉敷市民のソウルフードですからね。
注文したものがこちら。「きざみぶっかけ」
普通のぶっかけうどんに、しいたけ+昆布佃煮+ゆで卵+かまぼこのきざみとお稲荷さんがのって、わずか50円増しの520円です。コスパ重視派はこちらをどうぞ。
歯ごたえしっかりの硬いうどん系です。
橋向かいの讃岐の影響を受けているのかしら。
でもお出汁は甘めで関西の影響を感じます。
私自身、各地のうどんを食べ歩いたつもりですが、ふるいちのうどんは美味しい方だと思いますよ。
くれぶれもぶっかけの意味を間違えないでくださいね。
冬に咲く桜
倉敷中央通りを南に下ると美観地区の入口があります。
その少し手間に桜が咲いていました。
もう冬が始まろうとしているのに。
これは「ヒマラヤ桜」という種類の桜で冬に花をつけます。
通る人々がみな物珍しそうに写真を撮っていました。
新オープンの実力派「常衛門食堂」
美観地区入口の真横に小さな公園があります。
その公園の板塀の向こう側が常衛門食堂です。
ここも強くお勧めしたい。
商売っ気があるのかないのかよくわからないお店です。
オープンして1ヶ月ちょっとですが、すごく空いていて心配になります。
理由は単純で、店があるとは思えないロケーションで、みんな通りすぎるのです。
入口はこんなん。
わかりますかね。人様の勝手口に入って怒られそうな雰囲気。
申し訳程度の張り紙があります。
路地の角を曲がると、とても立派な庭園があります。
不安な気持ちを抑えつつ、先へ進むと良い雰囲気の玄関&カウンターがあります。
フレンドリーで愛想の良い店員さんが迎えてくれます。
この店に来たら、ぜひ2階に上がってください。
古民家を改造した眺めの良い畳部屋で寛げます。
この店のオススメポイントは、観光地内にあっての、このお値打ち価格です。
その辺の町の定食屋と変わんない値段です。
しかし本当に最強のオススメポイントはカフェメニューの方なんです。
この珈琲1杯で400円。
私、珈琲にこだわる方なんですが、すごく美味しいと思いました。
雑味が無くて、香りとコクが強くて、苦味と酸味のバランスが良くて。
お店の方に尋ねたところ、こんな予想外の答えが返ってきました。
・豆は、倉敷の老舗自家焙煎専門店のものを使用。
・注文があってから手回しミルで挽く。
・丁寧にハンドドリップ
おいおい、こだわりすぎだろう(歓喜)
工場で大量生産しているコメダ珈琲より安いってどういうことだよ。
でも時間もかかるし、場所代・人件費他を考えたら利益出ないんじゃないの?
みなさん、倉敷へお越しの際は、ぜひこの店へ行ってあげてください。
良い店は長く続いて欲しい。
夜も遅くまで(22時くらい、もしくは食材が無くなるまで)やってるみたいよ。
美観地区の醍醐味は路地にあり
美観地区をまわるなら倉敷川沿いのメイン通りだけでなく、是非、路地にどんどん入ってください。
ネットで「倉敷 路地」と探せば、いろいろと情報が出てきます。
2014年 in 夏(岡山・倉敷) (2014/08/17) ( 岡山県 ) - 河内のおっさん - Yahoo!ブログ
林源十郎商店の裏口から倉敷物語館周辺の路地に行くと面白いかな。
これ人の家の敷地じゃないの?ってドキドキしながら入っていくのが面白いのですよ。
平翠軒で自分へのご褒美を買う
平翠軒は、川沿いの美観地区から一本北へ外れた昔ながらの静かな住宅街の中にあります。 大正時代に建てられた倉庫を改造した古いお店です。
ここは倉敷の老舗、森田酒造の社長さんが、世界中を食べ歩いて、自分の舌で美味しいと思ったものを集めた食のセレクトショップです。
倉敷・平翠軒で仕入れたうまいもん:デブデブ食ッカー:So-netブログ
倉敷土産にはなりませんが、自分自信が食べる珍しいものや、美味しいものを買って帰りましょう。
森田酒造のお酒も美味しいですよ。
私は「荒走り」というお酒を冷やして飲むのが好きです。
締めは抹茶ソフトクリーム
ある程度歩いて疲れたら、甘いもので癒したいですよね。
駅の方に戻って、「お茶の常照園」に行きます。
お店の中も落ち着ける感じで好きです。
やっぱり看板メニューの抹茶ソフトクリームが人気で、どこのお客さんも食べていました。
緑茶がサービスされるのも嬉しい。
一つ240円です。
しっかり濃くて苦くて抹茶好きにはたまらない一品です。
広い座席でゆっくり寛いで、旅の思い出を語り合いましょう。