今日は、朝から雨が降っていますが、お出かけしようと思います。
私もお世話になっている「アート&手作り起業家ビジネス交流会」のお仲間が開催しているアートイベント「月読みの和芸術」に行くために。
目指す場所は、天王寺の「慶沢園」です。
今年の春に開催されたアートイベント「花笑みの和芸術」が好評だったため、今秋も開催されることになったそうです。実は前回もこのブログで取り上げたんですよ。
月読みの和芸術って
「月読みの和芸術」は、天王寺公園内の慶沢園で、開催されるアートイベントです。「伝統をアートに」というテーマで、6人の女流アーティストが作品を展示されています。主催者の「ARTdeGENKI」のFacebook公式ページの説明文を引用した方がわかりやすいかな。
ARTdeGENKIプロジェクト企画、慶沢園で、平成
28年11月26日(土曜日)と27日(日曜日)の2日 間、「伝統芸術をクールジャパンアートに、和の女性作家 の作品展」として「月読み(つくよみ)の和芸術」を開催 します。
和の文化のおもてなしが再注目され、日本の伝統文化を見直すという意識が高まっている中、和の文化を身近に触れ 、「日本を大好きになってもらう」「日本文化を体験して もらう」体験イベント。
日本庭園、茶室という、日本文化が凝縮された空間で、和の芸術を生業に関西で活動する女性アーティストを集め、 伝統芸術の今に親しむことができるイベントです。
日本庭園(慶沢園)の入場料 大人150円 子供80円
雨の慶沢園
慶沢園は、大阪市営地下鉄の天王寺駅が最寄駅です。天王寺公園内を通って慶沢園に行きます。
雨はいっこうに止む気配がありません。券売所の女性と少し立ち話をしました。初日26日はお天気も良く、とても盛況だったそうです。しかし2日目はこの大雨ですから少し客入りも厳しいそうな。惜しいですね。
とはいえ、私が行った時には、この雨の中10組くらいのお客さんが入っていましたから、確実に認知度は上がっているんですよ。チェケラ!
しかしなんですな。雨の慶沢園も結構風情があって意外とエエかもしれまへんな。
慶沢園は、日本一高い「あべのハルカス」が一番美しく見える場所でもあります。この日はビルに雲がかかっていて少し幻想的な感じがありましたよ。
和芸術とアーティスト
慶沢園の茶室「長生庵」につきました。ここがメイン会場となります。
伝統家屋を舞台装置にして、アート作品をもっとも引き立つように展示してあります。
作品の中には購入できるものもあるそうですよ。
アーティストさんと近い距離で交流できるのも、こういうイベントの良さでしょうね。
墨アーティストのイマタニタカコさんと陶芸家の北野きよさんと少しお話できました。お二人は今夏パリのルーブル美術館で作品を展示された実績を持つ新進気鋭の芸術家です。
毎回好評を博しているのは着付けを体験できるコーナーです。着物コーディネーターの「きもの ぺこら舎」の篠原良子さんが本格的に着付けをしてくださいます。天気が良ければ慶沢園内を着物で散策できるんですよ。特に外国から来られた方に大好評のサービスです。
あら可愛い。歴史マニアなら欲しいニット帽じゃないでしょうか。六文銭が真田幸村で、大一大万大吉が石田三成ですね。あべのキューズモールのABCクラフトというお店で実際に購入できるそうですよ。
真田幸村ゆかりの茶臼山
慶沢園の北側出口から茶臼山の方に出ることができます。
慶沢園を出て、すぐ目の前にこんもりとした小山があります。ここが豊臣家が滅亡した大坂夏の陣で真田幸村が決戦の地に選んだ茶臼山です。実は小山ではなく前方後円墳だし、池も人工的に開削された水堀跡です。
茶臼山で陣取った真田幸村と四天王寺で陣を張る毛利勝永は大いに奮戦し、徳川方先鋒軍の大将を務める本多忠朝を打ち取ります。さらには総大将の徳川家康をあと少しのところまで追い詰めますが、一歩及ばずこの地で最期を迎えています。
真田幸村の武勇に深く感銘を受けた徳川家康は(何度も殺されかけたのに)、徳川の治世であっても幸村を日の本一の兵(つわもの)と褒め称えることを許可したそうですよ。
今日は、アートと歴史に触れるお散歩ができました。
雨でもお出かけして本当に良かったな。
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