こんにちは。
5kmのサイクリングとフィットネスジムでの筋トレを欠かさず、毎日の食事も節制して、すっかり健康体になったjakotenです。
- 近況のご報告
- 車内でむずがる娘を3Dプリンターの力であやしたい
- タブレットを前席ヘッドレストに引っ掛けるというアイデアを設計してみる
- 念のため強度計算(静的応力解析)もやっておく
- 3Dプリンタで出力
- 車に取り付けて、タブレットを後席モニター化しよう
近況のご報告
なんと体重は10kgほど痩せました。
糖尿病をやった反動で、えらく健康への意識が高くなりました。
最近は、大阪から岡山への移住のため、忙しい日々を送っています。
完全移住するわけではなく、岡山と大阪の比率を2:8から8:2に入れ替える感じですかね。
岡山の仮住まいを大改造して、本格的に住めるように色々と手を加えています。
それ以外にも開業に向けて、岡山市の友人のオフィスに間借りをして、自分の机をDIYで作っていたりします。
車内でむずがる娘を3Dプリンターの力であやしたい
忙しい中でも色々とものづくりに取り組んでいます。
私の娘は、2歳なんですが、車に乗せてチャイルドシートに座らせると、とても嫌がる場合があります。どこの家でもそうでしょうが、子供がむずがるとそれはもう大変です。
こんな時にスマホやタブレットで動画を見せると、びっくりするほど大人しくなるんですよね。それはもう必死に見てるんですよ。
さらに言うと、こんな時のAmazon Primeの便利さが凄い。
お子様向けコンテンツをダウンロードして、ネット環境の無いところでも見れるので、車内エンタメに最適です。
ということで後席モニターが欲しいんですが、なかなか高いし、Amazon Primeに対応している製品なんてのは見当たらないし。
そこで、自分で作ることにしました。
タブレットを前席ヘッドレストに引っ掛けるというアイデアを設計してみる
アイデアとしてすぐに思いついたのは、前席ヘッドレストに引っ掛けるブラケットを3Dプリンタで作ること。
以前から子供用動画端末として活用しているAmazon Fire HD8のウレタンケースには、大きな取っ手が付いているんですよ。
このタブレットケースを前席ヘッドレストの支柱に引っ掛けようと考えたわけ。
格安タブレットのAmazon Fire HD8ならば、当然Amazon Primeも見れるし、You TubeもOK、DVDもMP4としてリッピングすれば、ストレージに格納可能です。なんて良いことづくめ!
さっそく3D CADのFusion360を使って設計してみました。
とっても簡単な造形です。
一応、フック部分に取っ手が簡単に外れないようにカエシが付いていたり、色々な車種に対応できるように、ヘッドレストを通す部分は長穴になっていたりします。
念のため強度計算(静的応力解析)もやっておく
タブレットなんて軽いものですから、それほど危険性は無いと思いますが、一応念のため、強度計算もやっておきます。
フック部分がポッキリ折れて、可愛い娘が怪我をしたら嫌ですから。
3DCADのFusion360を使って強度計算をします。
標準で造形物の強度をシミュレーションしてくれる機能が付いていますよ。
この強度計算を少し専門的に言うと、静的応力解析といいますね。
それにしても、3DCADのFusion360って本当に素晴らしいプロダクトです。
こんな製品が非商用だとほぼフリーなんですから、凄いことですよ。
簡単に説明すると、設計した造形物に対して、拘束面と荷重面と材質を指定します。
拘束面とは、動かない部分、つまりヘッドレストの金属棒と接触する長穴のことです。
荷重面とは、力がかかる場所。この場合フック部分の上面を指定しました。
材質は3Dプリンタで扱えて、かつ強度の高いプラスチックであるABSを指定しました。ABSはエンジニアリングプラスチックと呼ばれ、工業製品の筐体に広く活用されています。
シミュレーションの結果ですが、限界状態の荷重を100kgに設定して、安全率は1.02ありました。
実際のタブレットの重さは500gですから、十分な強度があると考えてよいでしょう。
3Dプリンタで出力
設計ができたので、実際に3Dプリンタで出力してみます。
愛用している3DプリンターのFlashforge Dreamer(ドリーマー)は、今日も快調です。
といいつつ右下が浮いちゃった。ABSは曲がりやすくて、少し難しい素材です。
色々と条件を変えて、やり直す必要があるでしょう。
ちなみにDreamerは、製品入れ替えで今めっちゃ安いです。
後継機のInventer(インベンター) も良い製品ですが、プリント精度を比較するとDreamerはInventerと完全に同一レベルです。
僕はDreamerのことをずっと記憶に残る名作機だと思っています。
そいつが元の値段の3割引で販売しているので、欲しい人は完売する前にゲットだぜ。
車に取り付けて、タブレットを後席モニター化しよう
出力したブラケットを、車の前席ヘッドレストに取り付けてみました。
うん、良い感じ!
実際にタブレットもぶら下げてみます。
うん、完璧!
あとは、うちのチビちゃんが気に入ってくれれば・・・
食いついて見てる!やったぜ!
かくして、後席モニターは娘のお気に入りガジェットとなり、今後のjakoten家に欠かせないほどの大活躍をするのでした。
あれほど嫌がっていたチャイルドシートへ自分から乗りたがるほどです。
あれ?この画像・・冬服?
ごめんなさい。作ったのは今年の1月でした・・・
そのうちブログに書こうと思って、延び延びで・・・
この顛末をツイッターに書いたら、すごく評判が良かったんですよ。
3Dプリンタでタブレットを後部座席用ディスプレイにするキットを作ったんだけど、綺麗に収まってる。これなら娘も移動中にアニメを観れてご機嫌なはず。 pic.twitter.com/tQ9VrxSnD4
— jakoten@チワワワークス (@jakoten_cw) January 21, 2019
ツイッターで、ものづくりのこととか、二地域居住のこととか、開業のこととか呟いています。
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