こんにちは!
jakotenです。
今日は、工作室に設置してあるAEONレーザーのMIRAについて、特徴を紹介してみたいと思います。
AEONレーザーのMIRA5とは
AEONレーザーのMIRA5は、デスクトップ型のCO2レーザー加工機です。
ちなみにAEONレーザーがブランド名。MIRA5が商品名です。
レーザーで切断や彫刻
レーザー加工機とは、光を収束させて熱を発生させ、さまざまな素材に対し切断や彫刻、マーキングができる機械です。
MIRA5は、CO2レーザーと言われる種類のレーザー発振器を搭載しています。
CO2レーザーは、非金属(アクリル・木材・MDF・革・布地・紙・印鑑用ゴム等)に対して、切断もしくは彫刻ができます。
デニムの加工例
また金属でもアルマイト処理されたアルミ材ならば、彫刻することができます。
対応素材と加工方法の一覧
対応素材と加工方法の一覧を列挙すると以下のようになります。
注意すべき点ですが、塩ビは切っちゃだめです。
塩素ガスが出て機械を痛めます。
ステンレスなどの金属を加工したい場合は、CO2レーザーではなくて、別の製品である。ファイバーレーザーを使います。
MIRA5の優秀なソフトウェア
レーザー加工機はいろいろなメーカーのものを触ったことがあるんですが、大手の製品だと、だいたい使い勝手は大きく変わらないのです。
MIRA5の強みはソフトウェアだと思います。特に優秀で、目を見張ります。
レーザー加工機は、加工するパス(デザインデータ)を設定する必要があります。
ほとんどレーザー加工機には操作ソフトが付属します。付属ソフト自体には、デザインを描く機能が弱くて、あくまでも操作だけになります。
切断や彫刻のデザインを描くには、Adobe illustratorやCorelDRAWといった高価なドローソフトが別途必要です。レーザー加工機の大手というと、米国のUniversalや、オーストリアのトロテック、台湾のGCCとかが有名ですが、どこも同じような感じです。
MIRA5は、LightBurnというサードパーティーの優秀なソフトウェアに対応しているところが他とは違います。
LightBurn
MIRA5が採用しているのは、LightBurnというソフトウェアなんですが、操作とデザインがこれ一つで完結します。
引用:LightBurn社
LightBurnはバージョンアップも早く、どんどんと新しい機能が進化していくので、ぶっちぎりで高性能化していっています。
Adobe illustratorやCorelDRAWは汎用ドローソフトなので、レーザー加工以外にもなんでもできますが、その分覚えることが多くて難しいです。
LightBurnは、レーザー加工のデザインに特化していることが特徴です。それでいてレーザー加工機の操作も一つのソフトウェア内に収まっているので、本当に楽です。
引用:LightBurn社
MIRA5を使ってできること
1.グッズ加工・販売
レーザー加工機の用途例としてまず挙げられるのは、グッズ加工をして、オリジナル商品として販売する用途です。専業でビジネス展開されている方もたくさんおられます。
上の写真はスマホケースに彫刻したグッズの例です。
中央のトカゲのスマホケースはデニム生地を加工しています。
後ろの黒いやつはアルマイト処理されたアルミです。結構綺麗に彫刻できます。
実際に私が販売していたものです。
2.名入れ加工
グッズの一種ですが、オーダーを受けて、お客様のお名前やメッセージを加工して販売する商品を作成する用途です。
表札やネームプレート、名入れボールペン、結婚式のウェルカムボードなども人気です。
引用:レーザースタイル様
3.建築模型の作成
建築系の大学や専門学校、建設会社、建築設計事務所などで、建築模型をつくるためにレーザー加工機がよく使用されています。
建築模型は短時間でつくる必要があるので、手間のかからないレーザー加工機が最適なのです。
4.アパレル産業での試作・生地裁断
試作品の作成のために、小回りの利く裁断機として使用されます。
5.ファブラボでのDIY用途
レーザー加工をそのものを目的にする用途です。
趣味のDIYで、レーザー加工を楽しむ方も増えていっています。
実用性よりも、作る楽しさを重視しています。
まとめ
MIRA5を使った人はみな言いますが、操作はとても簡単です。
誰でも1時間もあれば習得できるんじゃないでしょうか。
次回の記事で、レーザー加工機の操作の実例を紹介したいと思います。