ニトリスキレット、略してニトスキが一部で話題になっていますね。
スキレットとは鉄製で厚手のミニフライパンのことです。その蓄熱性から料理が魔法のように簡単に美味しくできると評判です。
私もスキレットは以前から愛用しています。ニトリのものではありませんが、同じように高価ではない普通の小さな鉄フライパンです。
スキレットの魅力は空焼きができること
私が考えるスキレットの最大の魅力は、空焼きをして鉄板から煙が出るほどに熱することができることです。表面にコーティングがないただの鉄なので、どれだけ熱しても問題がありません。
普通の家庭のフライパンは、こびりつかないフッ素加工しているものが多いと思いますが、フッ素加工のフライパンを空焼きするとコーティングされているフッ素樹脂が剥がれてダメになります。なので普通のフライパンでは、鉄板の温度を十分にあげることができず、美味しいステーキが作れないのですよ。
スキレットは育てるもの
私のスキレットは使い始めて3年くらいになりますかね。最初にシーズニングと言われる作業をおこない、鉄板に火を通し、油を馴染ませます。「スキレット シーズニング」と検索すればシーズニングのやり方は見つかります。写真付きで説明しているブログ記事を引用しておきますね。
何度も繰り返し使い、また油を馴染ませて・・・これを繰り返すと最強の鉄フライパンになります。鉄板に皮膜が張られている状態になり、決して食材がこびりつきません。
このスキレットで焼いたステーキはこの通り。綺麗なミディアムレアになりました。
調理の実例 タンステーキの場合
調理の実例を写真付きで紹介してみたいと思います。
今回の食材は、この牛タンにしました。2枚で750円。スーパーで特価だったので飛びつきました。牛タンでもサーロインでも調理の仕方はそんなに変わりません。冷蔵庫にお肉を入れていた場合は、取り出して20分くらい常温で置きます。肉の筋切りをしてから、塩胡椒を軽くまぶします。
スキレットに油を引いて、十分に熱します。煙が立ち始めるくらいまで。火加減は強火です。そしてお肉を投下します。肉の厚さに応じて1〜2分焼きます。
肉をひっくり返して、料理酒を振りかけます。強火のままでOKです。肉の厚さに応じて10〜20秒焼いたら取り出します。
ここですぐに肉を切ると旨味の元である肉汁が全て溢れ出てしまいます。アルミホイルでふたをして、2分間放置して、肉を休ませます。
休ませた後に肉を切ると、この通り綺麗なピンク色になります!噛むと肉汁が、プシュっと吹き出しますので、注意して食べてください。
スキレットは終始、強火力で調理できるから、肉の表面はしっかり焼き色がつき、中身は程良いミディアムレアになります。手順さえ守れば、失敗知らずでステーキが焼けるのです。
お手入れは簡単
使い終わったらお手入れをしっかりやりましょう。最初は面倒くさく感じるかも知れませんが、ルーティンにしてしまえば、どうってことありません。
お手入れには、ササラが必要です。スキレットを購入する際には一緒に入手しましょう。私のオススメは、ダイソーの100円ササラです。使い終わったスキレットは、十分に熱が冷めてから、水洗いします。水を流しながら、ササラで力一杯汚れをこそぎ落とします。絶対に洗剤は使わないでください。
汚れがある程度落ちてきたら、またコンロに持っていき火にかけます。強火で残った汚れを焼ききります。汚れが炭化したらサラダオイルを垂らして、キッチンペーパーで炭を拭き取ります。
そしてサラダオイルを全体に馴染ませます。熱いうちにやりますので、ミトンや、シリコン菜箸を使ったりして、火傷をしないように気をつけてください。
十分に温度が下がるまで待って、収納します。吊るして見せるインテリアにするも良いですし、私の場合は、小さなケースに入れて埃対策をしています。
まとめ
スキレットなどの鉄フライパンを1つ持っていると、できる料理のレパートリーが広がりますし、何よりステーキが美味しく焼けます。いや、むしろステーキを焼くためだけでもいいと思うのですよ。是非ご検討ください。