冬は海の幸が美味しいですね。
私が住む倉敷は、下津井・玉島・寄島(よりしま)と瀬戸内の漁港が多くあり、とても美味しいお魚を日常的に食べることができます。
そのときは、二地域居住ではなくて、定住していましたけど。
当時、たまに訪問する美味しい小料理屋がありましてね。
そこの親父さんが、力説していたことがあります。
「岡山といえば日生(ひなせ)の牡蠣が有名じゃけど、ありゃブランド化されて、良い牡蠣は高ぇわ。
その点、寄島の牡蠣はまだ全国的には無名じゃけえ。
安い値段で良い牡蠣が仕入れられるんじゃ。
寄島の牡蠣はほんとうめえぞ!」
その寄島で、海の幸を堪能できるお祭りがあるということで、行ってきました。
よりしま海と魚の祭典
寄島まで、倉敷から車で40分くらいかかります。自治体でいえば、浅口市になります。
寄島から笠岡にかけての海岸線はとても美しいんですよ。
天気の良い日は、ロードバイクで走ったりしますね。
さてイベント会場に着きました。
私が着いたのは、10時過ぎくらいでしょうか。
イベントは、朝9時から12時までなので、遅いくらいです。
もう駐車場は車で一杯でした。
おお、賑わっているゾ。
まずは、会場をひとまわりして見ますかね。
入り口近くでは、魚の競りを公開でやっていました。
市価の半額くらいで買えそうですが、一匹丸ごとは厳しいなあ。
捌けないし。
会場の西側には、ステージがあって、子供太鼓の催しをやっていました。
そのとなりでは、メインイベントの焼き牡蠣の販売です。
5個で300円とのこと。
なんてお得。
こりゃ楽しみだ。
会場の北側は、漁港でとれた鮮魚の販売。
スズキやチヌ(黒鯛)、タコもありますね。
他にもサワラやサゴシ、ゲタ(舌平目)、ツノギ、アジにナマコ。
ところでこんなに大きなスズキが一匹500円て安いですね。
牛串を売るお兄さんが、売れなくて自分で商品をムシャムシャ食べてるのが、ちょっと可笑しい。
さて、そろそろ牡蠣の試食の儀に入りたいと思います。
しばらく並んでいると・・・
おじさんが、列の人数を数えだして・・・
今、俺の脳裏に強烈に嫌な予感が・・・
「すいませーん、こちらのお客さんまでー。後ろの方は売り切れでーす。」
なんたる不覚!
余裕かまして会場の見学なんてしてる場合じゃなかった!
小料理屋の親父のエピソードが無駄になっちまった・・・
あぁ、採れたての焼き牡蠣・・・
食べたかった・・・
他の旨いもんを食うしかない
まあ済んだことは、仕方あるめえ。
次のターゲットは、こちら。
ワタリガニの味噌汁。
瀬戸内海で蟹といえば、ワタリガニのことです。
足の根元に肉が付いてるので、むしゃぶりつきます。
さらにカニミソを味噌で溶くと、えもいわれぬ深い味わいに・・・
これはマジで旨い。
何かお土産を買って帰りたいですね。
イベント終了が近ずいて、鮮魚売り場も、さらに安くなってます。
チヌやスズキが、1匹300円ですよ。
で、私が選んだお土産はコレ。
上等なマグロの赤身ブロック。
割引されて、1300円が800円に。
一見、瀬戸内海と関係なく思えますけど、漁港関係者が、先ほど丸々一本を捌いたばかりの新鮮極まりないやつです。
さあ、こいつをどう料理してやろうか!
マグロステーキ ニンニクソース和え
持ち帰ったマグロは、フライパンで軽く焼き目をつけて、ニンニクソースを和えました。
付け合わせは鶏ガラスープで湯がいたチンゲンサイ
レトルトのユッケジャンスープもひと手間加えるとさらに美味しくなるんですよ。
いやもう、これは本当に美味しいです。
全く臭みのないマグロが、ニンニクのスパイシーさとあいまって、絶品です。
なんというかビールが進むお味。
あぁ、旨い料理とお酒があれは、とりあえず幸せだなぁ。
牡蠣食えなかったけど、良しとするか。
で、調べてみると、耳よりな情報が・・・
来年2月に、「よりしま牡蠣祭り」なるイベントがある模様。
前回は17トンもの牡蠣を完売したらしいですよ。
これはリベンジしたいですねぇ。