これまで、レーザーカッターでiPhoneケースの加工をやってきました。
素材で言うと、アルミアルマイトと木の加工ですね。
でも、他にもレーザーカッターで加工すると面白い素材があるんじゃね?
なんて思うわけですよ。
商品化うんぬんの前にいろいろ楽しみたいのですね。
レーザーカッターで加工できる素材一覧
例えば、一般的にレーザーカッターで加工できる素材一覧をあげると下表のようになります。
(co2 レーザーの場合)
彫刻 | 切断 | |
木 | ○ | ○ |
アクリル | ○ | ○ |
ガラス | ○ | |
陶器 | ○ | |
デルリン | ○ | |
スチロール樹脂 | ○ | ○ |
ベークライト | ○ | |
PET | ○ | ○ |
大理石 | ○ | |
紙 | ○ | |
厚紙 | ○ | |
ゴム | ○ | ○ |
FRP | ○ | ○ |
タイル | ○ | |
コルク | ○ | |
人造大理石 | ○ | |
アルマイトアルミ | ○ | |
皮革 | ○ | ○ |
布 | ○ | ○ |
織物 | ○ | ○ |
ステンレス | ○ | |
チタン | ○ | |
スチール | ○ | |
塗装金属板 | ○ | |
セラミック | ○ |
私は、ものづくりで真剣に遊んでいますので、多少効率悪くても、チャレンジはしたいんですよ。
じゃ、何やるか。
自分とゆかりがあって、今後の展開が広がりそうな素材がいいですね。
うーん。
はて、、何がいいかな、、
思いつきました。デニムです。
私が住む街、倉敷市の南部。
繊維の街、児島。
児島は、デニム産業の一大集積地で、技術力も日本一です。
デニムの聖地として、世界中からバイヤーが集まる場所でもあります。
デニムでなにかを作ってみたいと思いました。
では、デニムのどんな製品を加工するか、検討する必要がありますね。
まっさきにジーンズは却下しました。
だって、サイズがいっぱいあって在庫を持つの大変でしょう。
私は在庫を最小限にしたいのです。
だからフリーサイズのものがいい。
だったらなんだろう。
バッグ...
帽子...
そうだ。
ネクタイなんてどうだろう。
デニムのネクタイってかっこういいやん。
デニムの街へ行ってきました
ということで、ちょっくら児島に行って、調査してきました。
児島にはジーンズストリートなる場所がありましてね。
デニム関係のお店や会社が集まってるんです。
この写真、アスファルトがデニム色になってるのわかりますか。
車道線が白と赤のセルビッチ風になっているのもご愛嬌。
さて、私が行った日はあいにくの火曜日。
ジーンズストリートのほとんどのお店が休みの日でした。
定休日を調べてなかった・・・
準備不足ですね・・・
なんかすごい人気がないし、お店も少ししか空いていない。
開いてる店にはデニムのネクタイは置いていませんでしたね。
児島発ゆるキャラのジーパンダも、心なしかお休みモードに見えます。
それでも、こんなものを仕入れました。
デニムの端切れです。
結構分厚い生地ですよ。
何オンスあるのかな?
セルビッチ付きのかなり良い品質のものです。
大阪のコーボックスへ
こんなに端切れがあれば、思いっきり実験ができます。
大阪のコーボックスへ持ち帰って、レーザーにかけてみました。
如何ですかね。
デニムのブルーを空に見立てて、雲をあしらってみたり。
なかなか色鮮やかだと思いませんか?
レーザーを当てると染色した藍がふっ飛んで、白く浮き上がるんです。
実は、Amazonで既製品のデニムネクタイを仕入れておきました。
それとさっきの端切れデニムをネクタイのサイズに切り抜いてみたものを比較用に用意。両方へ同出力でレーザー刻印してみました。
デザインは迷彩柄です。
レーザー出力を100 %、 50% と塗り分けて階調表現に挑戦です。
なんか海軍の迷彩みたいでかっこいいじゃないですか。
同じ出力でも出来上がりがずいぶん違う。
生地の質や厚さで影響の受け方がずいぶん変わるみたいです。
端切れデニムは分厚くて、既製品ネクタイは薄いデニムです。
生地の薄い方が、顕著に影響を受けるんですね。
今回、デニム生地にレーザーを当ててみて思ったこと。
なかなか良い味が出るじゃん。
これはアリじゃないですかね。
何か面白いものができそう。
今後に乞うご期待ですよ。